ミオサイの「あらしぼり人参」「ビーツとトマト」ジュースにはみかん家にしごみのみかんを使っています。
1962年の創業以来、60年間、栽培、選果、洗浄などすべてを手作業で行っています。大切な人に食べさせたくなるような丁寧な仕事から生まれるみかん。みかん家にしごみ代表の西込 浩一さんにみかん作りのこだわりをお伺いしました。
ーみかんを栽培する上でのこだわりは何ですか?
農園は7ヘクタールと広大なため肥料をまいたり、葉面散布する際にどのように自然の力を使うかを考えるようになりました。手をかけることが悪いわけではないですが、手をかけ過ぎると逆においしいみかんは出来ないのです。雑草もある程度育てて、虫の生息する場所も作り、水分管理もする。出来る限り自然の環境の中で栽培することでおいしいみかんが出来ます。
ーみかんを栽培する上での苦労を教えてください。
摘果(果実の間引き)が大変です。25~30枚の葉に対して1個の果実がなるというのがちょうどおいしくなるバランスなのですが、実を摘む際に、残す実に負荷がかからないように間引いて行きます。摘果をすることで残した実は大きくなりますが、やり方を間違えると実の味が落ちるのです。
ー地球温暖化がみかん作りにも影響しているそうですね。
地球温暖化によって、みかんを育てるのが難しくなってきました。たとえば気温が高くなると収穫時期も早くなります。また太陽の熱量が多過ぎると暑さに強い品種を選ばなければなりません。地球環境が変わると、従来のやり方から変えなければいけないことが出てきます。みかんだけでなく最近はベルガモットの栽培も始めました。昨年はうまく育たなかったのですが、今年はがんばって育ってくれています。
ーみかんを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか?
にしごみさんのみかんはおいしいね。お父さんの時代もおいしかったけど、もっとおいしくなったね。つくったみかんはおいしいね、と言われるのが一番うれしいです。親子3代、総勢8名。家族みんなで和気あいあいと今日もみかん作りに励んでいます。おなじみのお客さんと交わす会話もにしごみのパワーの源です。だからまんまる笑顔色の果実が実るのです。
ー今後取り組んでいきたいことはありますか?
これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。
これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。