農家のみなさん
【ビーツ】たんぽぽyou農(長野県東御市)
長野県東御市のたんぽぽyou農さんの畑は標高1000mの地にあり、山々を見渡せる景色の良いところです。畑では数十種類もの野菜を栽培しています。野菜たちの楽園のようなたんぽぽyou農の清水やよいさんにお話を伺いました。―農家を始めたきっかけを教えてください私の父は満州で生まれましたが、親戚を頼りに日本に帰国しました。父は教師になりたかったそうですが、食べるものもない時代で、母と結婚して田んぼと畑、そして乳牛の飼育を始めました。しかし生活苦の為、農地半分を売却し、母はアスパラガス栽培を中心とした農業、父は会社勤めをするようになりました。 私は進学後、地元に戻り金型工場の設計課で働いていました。ある時バイクでひとり旅をしていた時、夫と知り合いました。夫は当時、神戸に住んでいたのですが、その後、結婚することになり、どこに住むかを話し合い、夫が自然豊かな長野に来てくれる事になりました。それが一番のきっかけとなったと思います。その後、子供たちが保育園に行くようになると、退職した工場から戻って欲しいと言われました。ですが、日々、素晴らしい眺めの大自然の中で、家庭菜園を始めてみると、この地でしかやれないことやりたい、そして私も母の様に、畑で子供たちを迎えたいなぁと思い、「農業をするので会社には戻れません」と言ってしまいました。自分も周囲も驚きましたが、それでスイッチが入り今に至ります。 ―たんぽぽyou農さんの畑にはめずらしい野菜がたくさんありますね。どのようなきっかけで新しい野菜の栽培に着手されるのでしょうか。今は60品目くらいの野菜を栽培していますが、トマトであれば何種類もあるので、実際にはもっとたくさんの品目があります。リーキ、ルートパセリやマイクロきゅうりなどは、ちょっとしたきっかけがあり目に留まり、更に周りの誰もが栽培したことが無いと分ると、余計に育ててみたくなります。 新しいことにチャレンジするのはワクワクしますし、新しい野菜の特性を知っていくことは難しかったりしますが、それが楽しいです。そしてお客様に飲食店さんも多いのですが、いつもシェフからの提案ではなく、自分から新しい野菜の提案をしています。それもワクワクしますね。 ―ミオサイで使わせていただいているビーツについてお伺いします。ビーツはなぜ栽培しようと思われたのですか?ビーツについては10年くらい前からつくっていますが、私も食べてみたかった事と、海外で常食されている野菜はとっても興味があります。日本では食べ方が分からないので、料理教室もやったりしました。簡単ボルシチの作り方は勿論ですが、たとえば赤ワインでソテーして凍らせ、バニラアイスとざっくり混ぜて食べてもおいしいんですよ。 ―料理教室があれば、知らない野菜でもチャレンジしたくなりますね。では、畑の特徴を教えてください。 農薬・化学肥料を使わない有機栽培を2000年から始めましたが、なかなか難しく、大自然そのままが良いことも、微生物の力が大切だと言う事も分かりましたが、その時には習得できませんでした。 頭を抱えていた2020年に、Nパワーという微生物のエサになる液を開発された花岡先生(兵庫県淡路島在住)と知り合い、先生のお話に共感・感動しました。先生から「北海道で飼育している牛にNパワーを与えると糞が臭くならない。野菜は本来の味を取り戻す。」と伺い、同年10月に北海道で研修を受け、感動した私は、すぐに自分の畑にNパワーを使用することを決めました。私の畑の一番のこだわりは土づくりです。土は地球の46億年の積み重ねなのです。 ―Nパワーについてもうすこし詳しく教えてください。Nパワーとは微生物のエサ、堆肥の一種です。微生物は地球生命の源ですので、微生物の力で地球は作られ、水は循環されています。地球46億年の歴史は、微生物の歴史であり、その恩恵なくしては、私たちは生きられません。そこで、Nパワーを使い微生物群を扶養し、土壌を活性化する。有機でなく、普通の農業でも物凄い力を発揮しています。 私の畑では、Nパワーを使ったボカシ肥料を自家製でつくり、畑に施肥しています。米糠、もみ殻とNパワーを合わせて発酵させます。それが出来上がるのは7~10日位。さらにNパワー水も播種時に使っています。味も良くなり、糖度も上がりました。あとは私の技術を高めるだけです!笑Nパワーについての詳しいサイトもありますのでご興味のある方はご覧ください。 ―ボカシ肥料って、不思議な肥料ですね。(写真参照)触ってみても良いですか?ほんのり甘い、食パンの耳を焼いたときのような香りがしますね。このかたまりは何ですか?このかたまりは微生物の塊な様な物です。指で軽くほぐすとホロホロになって崩れますよ。 ―畑では、ビーツの苗の上に、もみ殻をまぶしてありました。あれもNパワーが入った肥料ですか?あれは違います。あれは暑い時期に苗を植えるときに、直射日光を遮るために、植える際にビーツの苗を日陰にするためにもみ殻を撒いたものです。自家製ボカシ肥料は既に入れてあり、土壌となっています。 ―最後に将来の夢を教えてください。 今の世の中では、職業の選択に「農業」がなかなか出てこないと思いますが、その選択が出てくるようになってほしいと願っています。私は息子に「お母さんを見ていたら、農業は大変そう」と言われました。大変なところを見せていて、不安にさせていたのかなと思います。「農業は楽しい!」という部分をみなさんに発信していきたいです。そして、子供が嫌いなピーマンや春菊もこんなに本当は美味しいんだ!これが本来の味なんだ!と言う事を伝えたいと思っています。勿論、本当の栄養価がありますしね!笑 清水さん、ありがとうございました!畑のお手伝いをされているスタッフの方も女性ばかりのたんぽぽyou農さん。 ミオサイでは数量限定でたんぽぽyou農さんの「自然なお野菜もりもりセット」を販売します。オーブンやグリル、フライパンでオリーブオイルをかけて焼くだけでとってもおいしい野菜たちを一度お試しください。 11月初旬までのお届け限定のため、ミオサイでは10月31日受注分までの締め切りとします。今回のセットが気に入ってくださった方は、引き続きたんぽぽyou農さんから直接お買い求めください。 こんなに美味しい野菜たちをぜひ皆様に味わっていただきたいです!数量限定ですのでお早めに! 標高1000mから届く「自然なお野菜もりもりセット」¥4,050円(税込)
【ビーツ】たんぽぽyou農(長野県東御市)
長野県東御市のたんぽぽyou農さんの畑は標高1000mの地にあり、山々を見渡せる景色の良いところです。畑では数十種類もの野菜を栽培しています。野菜たちの楽園のようなたんぽぽyou農の清水やよいさんにお話を伺いました。―農家を始めたきっかけを教えてください私の父は満州で生まれましたが、親戚を頼りに日本に帰国しました。父は教師になりたかったそうですが、食べるものもない時代で、母と結婚して田んぼと畑、そして乳牛の飼育を始めました。しかし生活苦の為、農地半分を売却し、母はアスパラガス栽培を中心とした農業、父は会社勤めをするようになりました。 私は進学後、地元に戻り金型工場の設計課で働いていました。ある時バイクでひとり旅をしていた時、夫と知り合いました。夫は当時、神戸に住んでいたのですが、その後、結婚することになり、どこに住むかを話し合い、夫が自然豊かな長野に来てくれる事になりました。それが一番のきっかけとなったと思います。その後、子供たちが保育園に行くようになると、退職した工場から戻って欲しいと言われました。ですが、日々、素晴らしい眺めの大自然の中で、家庭菜園を始めてみると、この地でしかやれないことやりたい、そして私も母の様に、畑で子供たちを迎えたいなぁと思い、「農業をするので会社には戻れません」と言ってしまいました。自分も周囲も驚きましたが、それでスイッチが入り今に至ります。 ―たんぽぽyou農さんの畑にはめずらしい野菜がたくさんありますね。どのようなきっかけで新しい野菜の栽培に着手されるのでしょうか。今は60品目くらいの野菜を栽培していますが、トマトであれば何種類もあるので、実際にはもっとたくさんの品目があります。リーキ、ルートパセリやマイクロきゅうりなどは、ちょっとしたきっかけがあり目に留まり、更に周りの誰もが栽培したことが無いと分ると、余計に育ててみたくなります。 新しいことにチャレンジするのはワクワクしますし、新しい野菜の特性を知っていくことは難しかったりしますが、それが楽しいです。そしてお客様に飲食店さんも多いのですが、いつもシェフからの提案ではなく、自分から新しい野菜の提案をしています。それもワクワクしますね。 ―ミオサイで使わせていただいているビーツについてお伺いします。ビーツはなぜ栽培しようと思われたのですか?ビーツについては10年くらい前からつくっていますが、私も食べてみたかった事と、海外で常食されている野菜はとっても興味があります。日本では食べ方が分からないので、料理教室もやったりしました。簡単ボルシチの作り方は勿論ですが、たとえば赤ワインでソテーして凍らせ、バニラアイスとざっくり混ぜて食べてもおいしいんですよ。 ―料理教室があれば、知らない野菜でもチャレンジしたくなりますね。では、畑の特徴を教えてください。 農薬・化学肥料を使わない有機栽培を2000年から始めましたが、なかなか難しく、大自然そのままが良いことも、微生物の力が大切だと言う事も分かりましたが、その時には習得できませんでした。 頭を抱えていた2020年に、Nパワーという微生物のエサになる液を開発された花岡先生(兵庫県淡路島在住)と知り合い、先生のお話に共感・感動しました。先生から「北海道で飼育している牛にNパワーを与えると糞が臭くならない。野菜は本来の味を取り戻す。」と伺い、同年10月に北海道で研修を受け、感動した私は、すぐに自分の畑にNパワーを使用することを決めました。私の畑の一番のこだわりは土づくりです。土は地球の46億年の積み重ねなのです。 ―Nパワーについてもうすこし詳しく教えてください。Nパワーとは微生物のエサ、堆肥の一種です。微生物は地球生命の源ですので、微生物の力で地球は作られ、水は循環されています。地球46億年の歴史は、微生物の歴史であり、その恩恵なくしては、私たちは生きられません。そこで、Nパワーを使い微生物群を扶養し、土壌を活性化する。有機でなく、普通の農業でも物凄い力を発揮しています。 私の畑では、Nパワーを使ったボカシ肥料を自家製でつくり、畑に施肥しています。米糠、もみ殻とNパワーを合わせて発酵させます。それが出来上がるのは7~10日位。さらにNパワー水も播種時に使っています。味も良くなり、糖度も上がりました。あとは私の技術を高めるだけです!笑Nパワーについての詳しいサイトもありますのでご興味のある方はご覧ください。 ―ボカシ肥料って、不思議な肥料ですね。(写真参照)触ってみても良いですか?ほんのり甘い、食パンの耳を焼いたときのような香りがしますね。このかたまりは何ですか?このかたまりは微生物の塊な様な物です。指で軽くほぐすとホロホロになって崩れますよ。 ―畑では、ビーツの苗の上に、もみ殻をまぶしてありました。あれもNパワーが入った肥料ですか?あれは違います。あれは暑い時期に苗を植えるときに、直射日光を遮るために、植える際にビーツの苗を日陰にするためにもみ殻を撒いたものです。自家製ボカシ肥料は既に入れてあり、土壌となっています。 ―最後に将来の夢を教えてください。 今の世の中では、職業の選択に「農業」がなかなか出てこないと思いますが、その選択が出てくるようになってほしいと願っています。私は息子に「お母さんを見ていたら、農業は大変そう」と言われました。大変なところを見せていて、不安にさせていたのかなと思います。「農業は楽しい!」という部分をみなさんに発信していきたいです。そして、子供が嫌いなピーマンや春菊もこんなに本当は美味しいんだ!これが本来の味なんだ!と言う事を伝えたいと思っています。勿論、本当の栄養価がありますしね!笑 清水さん、ありがとうございました!畑のお手伝いをされているスタッフの方も女性ばかりのたんぽぽyou農さん。 ミオサイでは数量限定でたんぽぽyou農さんの「自然なお野菜もりもりセット」を販売します。オーブンやグリル、フライパンでオリーブオイルをかけて焼くだけでとってもおいしい野菜たちを一度お試しください。 11月初旬までのお届け限定のため、ミオサイでは10月31日受注分までの締め切りとします。今回のセットが気に入ってくださった方は、引き続きたんぽぽyou農さんから直接お買い求めください。 こんなに美味しい野菜たちをぜひ皆様に味わっていただきたいです!数量限定ですのでお早めに! 標高1000mから届く「自然なお野菜もりもりセット」¥4,050円(税込)
【ぶどう】東御こもだ果樹園(長野県東御市)
2022年8月、収穫目前の東御こもだ果樹園を訪問してきました!東京でのITエンジニアから長野県でのぶどう農家に転身された菰田 央(こもだ ひさし)さんは、ぶどうの王様といわれる巨峰の中でも特に「種あり巨峰」に魂を込めて育ていらっしゃいます。ぶどう作りの愛についてお伺いしてきました! ―菰田さんはこの長野県東御市の魅力に惹かれて東京から移住し、新規就農者としてぶどうを栽培されていると伺いました。 私は今年で新規就農して8年目になります。実は東京ではワインとグルメが大好きなITエンジニアとして仕事をしていました。ある時知人が東御でワイナリーを立ち上げるので手伝って欲しいと言うので東御に来たのですが、その時直感で「ああ!この地に住もう!」と思ったのです。それから2拠点での生活をはじめ、ITエンジニアをしながら、ワイン用のぶどうをつくる手伝いをしていました。翌年もまた手伝ってと頼まれて、その時にはじめて巨峰を育てました。私は元々おいしいものが大好きな人間で、叔母がグルメだった影響もあり、東京ではおいしいものを求めて食べ歩くなど、グルメを自負していましたが、この地の「種あり巨峰」を食べたときに本当に感動しました。巨峰の味に衝撃を受けたのです!東御に来るようになり、4年間はITの仕事と二足のわらじでしたが、その後ぶどう栽培を専門にするようになりました。 ―東御こもだ果樹園さんについて教えてください。 長野県東御市は浅間連山から眺める南向き斜面が広がり、日照時間が長く昼夜の寒暖差が非常に大きいため、香り高く濃い甘み、深いコクそして程よい酸味を生み出します。東御の南斜面は地温が上がりやすく、火山灰由来の黒ボク土壌は水はけが良く肥沃なため根の発達を促します。そして風通しが良いため、降雨後、樹の幹や枝葉がすぐ乾き、病原菌の繁殖が抑えられます。東御こもだ果樹園は東御市全体に点在していて、全部で14か所あります。ぶどう畑は1箇所で広い面積というのはなかなかありません。最初は6つ程度の畑で8反くらい(約8000㎡)の広さで育てていたのですが、翌年に知り合いから畑を引き継いでほしいと頼まれました。それがどんどん増えて今では14か所にもなったのです。現在は私の魂でもある「種あり巨峰」を中心に、「種なし巨峰」「シャインマスカット」「ナガノパープル」「クイーンルージュ」を育てています。私はこの土地の恵まれた自然環境に逆らわず、土地が持つ力を引き出し、自然の恵みをぶどうに伝えることをこだわりにしています。そのため、圃場にいる微生物の力で土をつくるという工夫をしています。また、化学肥料・化学合成農薬を50%以上減らして作られた農産物にのみ認証される県の制度にも認定されています。 ―ぶどう栽培でその認証に認定されているのは数件軒だけだそうですね。ところで最近は、種ありと種なしのぶどうがありますが、それは品種の違いですか?いいえ、そうではありません。植物は種を残すのが本来の姿です。したがって「種なし」にしようとすると、植物成長調整剤を使用する必要があります。「種なし」の方が食べやすいですが、「種あり」の方が糖度が高くコク深い味になるのが特徴的です。私は「種あり巨峰」に衝撃を受けて農業をすることになったので、いまは「種なし」も栽培していますが、今後巨峰については「種あり」に一本化して行きます。 ー菰田さんの「種あり」は、一般的に使うフラスター(植物成長調整剤)を使わないと伺いました。栽培調整は難しいそうですね。そうです。昨年はこうだったから今年はこうしてみよう、という正解がないテーマを毎年追いかけていって、色々なことにチャレンジしています。また、農薬はゼロにはできませんが、50%削減しています。この農薬低減と、フラスター不使用というのは、なるべくぶどうを自然に近い状態に保つのが良いと思っているからです。 ―では、次にぶどうを栽培する上での苦労を教えてください。ぶどう農家は安定するまでに年数がかかるので、それが大変です。常に不安がありますね。天気や盗難など・・・昨年は天候不良で巨峰系統の品種は例年と比べ粒が一回り小さくなってなってしまいました。栽培技術も必要になるので、使わずに栽培するとその年の天候にも左右されやすくなります。また、収入が安定するまでに非常に時間がかかる、というのも大変な点です。私は冬の間は、妻とふたりで果樹園を切り盛りしています。実は、私が妻に出会ったのは就農3年目の時でした。彼女は聴覚障がい者なのですが、愛知県からの農業体験として2日間受け入れることになりました。農業体験が終わり、彼女が愛知県に帰ってしばらくしてからのこと。「こもだ果樹園でぜひ働かせて欲しい」というメールが届き、何度かやり取りをしました。当時は農業始めたばかりで人を雇う余裕もなかったのですが、彼女の熱心さに惹かれて銀行からお金を借りて雇用することにしました。私も手話の勉強をすぐに始めました。彼女が来てから農園の生産性がどんどん上がり、とても頼もしく思えました。そして雇用してから1年後、結婚することになったのです。 ―巨峰が愛をつくったのですね!では最後にこれからの夢や目標を教えてください!私が衝撃を受けた「種あり巨峰」をはじめ、ぶどうたちの味をもっともっとおいしくして品質をあげていきたいと考えています。「種あり巨峰」はシャインマスカットよりも栽培に手間がかかります。手をいれる回数が多いですし、剪定技術も必要です。「種あり巨峰」が作れる農家は種なしもつくれますが、その逆は難しいこともあります。長野のぶどうは他産地の物とも、全然味が違います。標高500から600メートルのこの地で育ったぶどうは味わいも出やすく糖度もあがりやすいのです。もっともっと価値のあるぶどうをつくっていきたいと考えています。 菰田さん、収穫前のお忙しい時期に果樹園の見学、ありがとうございました!農薬50%低減、フラスター不使用の「衝撃の巨峰」先日、収穫が始まりました。ミオサイでは数量限定で東御こもだ果樹園さんの「家庭用種あり巨峰」を販売します。「衝撃の種あり巨峰」を試してみたい方は、ぜひミオサイのオフィシャルサイトから予約購入をしてください。数量限定ですのでお早めに! 衝撃の「種あり巨峰」4kg¥8,069 衝撃の「種あり巨峰」2kg ¥4,742
【ぶどう】東御こもだ果樹園(長野県東御市)
2022年8月、収穫目前の東御こもだ果樹園を訪問してきました!東京でのITエンジニアから長野県でのぶどう農家に転身された菰田 央(こもだ ひさし)さんは、ぶどうの王様といわれる巨峰の中でも特に「種あり巨峰」に魂を込めて育ていらっしゃいます。ぶどう作りの愛についてお伺いしてきました! ―菰田さんはこの長野県東御市の魅力に惹かれて東京から移住し、新規就農者としてぶどうを栽培されていると伺いました。 私は今年で新規就農して8年目になります。実は東京ではワインとグルメが大好きなITエンジニアとして仕事をしていました。ある時知人が東御でワイナリーを立ち上げるので手伝って欲しいと言うので東御に来たのですが、その時直感で「ああ!この地に住もう!」と思ったのです。それから2拠点での生活をはじめ、ITエンジニアをしながら、ワイン用のぶどうをつくる手伝いをしていました。翌年もまた手伝ってと頼まれて、その時にはじめて巨峰を育てました。私は元々おいしいものが大好きな人間で、叔母がグルメだった影響もあり、東京ではおいしいものを求めて食べ歩くなど、グルメを自負していましたが、この地の「種あり巨峰」を食べたときに本当に感動しました。巨峰の味に衝撃を受けたのです!東御に来るようになり、4年間はITの仕事と二足のわらじでしたが、その後ぶどう栽培を専門にするようになりました。 ―東御こもだ果樹園さんについて教えてください。 長野県東御市は浅間連山から眺める南向き斜面が広がり、日照時間が長く昼夜の寒暖差が非常に大きいため、香り高く濃い甘み、深いコクそして程よい酸味を生み出します。東御の南斜面は地温が上がりやすく、火山灰由来の黒ボク土壌は水はけが良く肥沃なため根の発達を促します。そして風通しが良いため、降雨後、樹の幹や枝葉がすぐ乾き、病原菌の繁殖が抑えられます。東御こもだ果樹園は東御市全体に点在していて、全部で14か所あります。ぶどう畑は1箇所で広い面積というのはなかなかありません。最初は6つ程度の畑で8反くらい(約8000㎡)の広さで育てていたのですが、翌年に知り合いから畑を引き継いでほしいと頼まれました。それがどんどん増えて今では14か所にもなったのです。現在は私の魂でもある「種あり巨峰」を中心に、「種なし巨峰」「シャインマスカット」「ナガノパープル」「クイーンルージュ」を育てています。私はこの土地の恵まれた自然環境に逆らわず、土地が持つ力を引き出し、自然の恵みをぶどうに伝えることをこだわりにしています。そのため、圃場にいる微生物の力で土をつくるという工夫をしています。また、化学肥料・化学合成農薬を50%以上減らして作られた農産物にのみ認証される県の制度にも認定されています。 ―ぶどう栽培でその認証に認定されているのは数件軒だけだそうですね。ところで最近は、種ありと種なしのぶどうがありますが、それは品種の違いですか?いいえ、そうではありません。植物は種を残すのが本来の姿です。したがって「種なし」にしようとすると、植物成長調整剤を使用する必要があります。「種なし」の方が食べやすいですが、「種あり」の方が糖度が高くコク深い味になるのが特徴的です。私は「種あり巨峰」に衝撃を受けて農業をすることになったので、いまは「種なし」も栽培していますが、今後巨峰については「種あり」に一本化して行きます。 ー菰田さんの「種あり」は、一般的に使うフラスター(植物成長調整剤)を使わないと伺いました。栽培調整は難しいそうですね。そうです。昨年はこうだったから今年はこうしてみよう、という正解がないテーマを毎年追いかけていって、色々なことにチャレンジしています。また、農薬はゼロにはできませんが、50%削減しています。この農薬低減と、フラスター不使用というのは、なるべくぶどうを自然に近い状態に保つのが良いと思っているからです。 ―では、次にぶどうを栽培する上での苦労を教えてください。ぶどう農家は安定するまでに年数がかかるので、それが大変です。常に不安がありますね。天気や盗難など・・・昨年は天候不良で巨峰系統の品種は例年と比べ粒が一回り小さくなってなってしまいました。栽培技術も必要になるので、使わずに栽培するとその年の天候にも左右されやすくなります。また、収入が安定するまでに非常に時間がかかる、というのも大変な点です。私は冬の間は、妻とふたりで果樹園を切り盛りしています。実は、私が妻に出会ったのは就農3年目の時でした。彼女は聴覚障がい者なのですが、愛知県からの農業体験として2日間受け入れることになりました。農業体験が終わり、彼女が愛知県に帰ってしばらくしてからのこと。「こもだ果樹園でぜひ働かせて欲しい」というメールが届き、何度かやり取りをしました。当時は農業始めたばかりで人を雇う余裕もなかったのですが、彼女の熱心さに惹かれて銀行からお金を借りて雇用することにしました。私も手話の勉強をすぐに始めました。彼女が来てから農園の生産性がどんどん上がり、とても頼もしく思えました。そして雇用してから1年後、結婚することになったのです。 ―巨峰が愛をつくったのですね!では最後にこれからの夢や目標を教えてください!私が衝撃を受けた「種あり巨峰」をはじめ、ぶどうたちの味をもっともっとおいしくして品質をあげていきたいと考えています。「種あり巨峰」はシャインマスカットよりも栽培に手間がかかります。手をいれる回数が多いですし、剪定技術も必要です。「種あり巨峰」が作れる農家は種なしもつくれますが、その逆は難しいこともあります。長野のぶどうは他産地の物とも、全然味が違います。標高500から600メートルのこの地で育ったぶどうは味わいも出やすく糖度もあがりやすいのです。もっともっと価値のあるぶどうをつくっていきたいと考えています。 菰田さん、収穫前のお忙しい時期に果樹園の見学、ありがとうございました!農薬50%低減、フラスター不使用の「衝撃の巨峰」先日、収穫が始まりました。ミオサイでは数量限定で東御こもだ果樹園さんの「家庭用種あり巨峰」を販売します。「衝撃の種あり巨峰」を試してみたい方は、ぜひミオサイのオフィシャルサイトから予約購入をしてください。数量限定ですのでお早めに! 衝撃の「種あり巨峰」4kg¥8,069 衝撃の「種あり巨峰」2kg ¥4,742
【きゅうり】ファーム・ベジコ(高知県高知市)
ミオサイの「ビーツとトマト」ジュースにはファーム・ベジコのきゅうりを使っています。「ファーム・ベジコ」という名前にはベジタブル・コミュニケーション&コラボレーション、つまり野菜を通じてさまざまな交流ができるようにという願いがこめられています。ファーム・べジコの長崎 雅代さんにきゅうり作りのこだわりをお伺いしました。 ー 農家を始めたきっかけを教えてください 脱サラをして農業に転職した夫とともに農業を営むことになりました。叔父夫婦のきゅうり農家を継いで今年で20年になります。きゅうりに加えて最近はバジルを中心にしたイタリアン野菜も栽培していますし、葉物類やハーブもお客様(飲食店のシェフ)の要望などもあり、いろいろな種類の野菜を作っています。 ー きゅうりを栽培する上でのこだわりは何ですか? 一口食べておいしいと感じてもらえることが大切なので、味だけでなく、香りにもこだわっています。甘くてさわやかな香りになるように育てています。またおいしいきゅうりを作るためには土作りが大切です。先代の父の時代から変わらず行っているのは土に米ぬかや自家製の堆肥を入れることです。そして農薬の使用は極力控えるようにしています。 ー きゅうりを栽培する上での苦労を教えてください。 台風などの災害でハウスが壊れたり、きゅうりに被害が出たりすると農業は大変だなあと思います。でも普段は自然から恵みをもらっているので共存していくしかないですね。 ー きゅうりを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか? 食べておいしいと言われたときが一番うれしいです。特にきゅうりが苦手な人にも喜んで食べてもらえるとうれしいです。また2013年野菜ソムリエサミットでファーム・べジコのきゅうりが日本一になったのですが、その時はびっくりしましたがとてもうれしかったです。このような評価が励みになります。 ー 今後取り組んでいきたいことはありますか? 現在の出荷は個人のお客様への通販と飲食店向けへの出荷と半分ずつです。地元で開催しているマルシェでもファーム・べジコのきゅうりを気に入って買ってくれる人が増えました。今後もみなさんに喜んでもらえるような野菜をつくっていきたいです。 暖かいハウス内をテキパキとさわやかに案内してくださった長崎さん。野菜にはA品、B品、C品などとランク分けがあり、色やサイズ、傷の入り具合によってランク分けされます。一般的にスーパーなどで販売されている野菜は色や長さが基準以上のA品です。ミオサイではファーム・ベジコさんのきゅうりの主にB品を中心に購入させていただいています。B品、C品のきゅうりは曲がっていたり、長さの基準が市場と合わないものですが、味はとても本当においしいです。ミオサイでは市場に出回らないきゅうりをおいしいジュースにして、みなさまにお届けしています。
【きゅうり】ファーム・ベジコ(高知県高知市)
ミオサイの「ビーツとトマト」ジュースにはファーム・ベジコのきゅうりを使っています。「ファーム・ベジコ」という名前にはベジタブル・コミュニケーション&コラボレーション、つまり野菜を通じてさまざまな交流ができるようにという願いがこめられています。ファーム・べジコの長崎 雅代さんにきゅうり作りのこだわりをお伺いしました。 ー 農家を始めたきっかけを教えてください 脱サラをして農業に転職した夫とともに農業を営むことになりました。叔父夫婦のきゅうり農家を継いで今年で20年になります。きゅうりに加えて最近はバジルを中心にしたイタリアン野菜も栽培していますし、葉物類やハーブもお客様(飲食店のシェフ)の要望などもあり、いろいろな種類の野菜を作っています。 ー きゅうりを栽培する上でのこだわりは何ですか? 一口食べておいしいと感じてもらえることが大切なので、味だけでなく、香りにもこだわっています。甘くてさわやかな香りになるように育てています。またおいしいきゅうりを作るためには土作りが大切です。先代の父の時代から変わらず行っているのは土に米ぬかや自家製の堆肥を入れることです。そして農薬の使用は極力控えるようにしています。 ー きゅうりを栽培する上での苦労を教えてください。 台風などの災害でハウスが壊れたり、きゅうりに被害が出たりすると農業は大変だなあと思います。でも普段は自然から恵みをもらっているので共存していくしかないですね。 ー きゅうりを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか? 食べておいしいと言われたときが一番うれしいです。特にきゅうりが苦手な人にも喜んで食べてもらえるとうれしいです。また2013年野菜ソムリエサミットでファーム・べジコのきゅうりが日本一になったのですが、その時はびっくりしましたがとてもうれしかったです。このような評価が励みになります。 ー 今後取り組んでいきたいことはありますか? 現在の出荷は個人のお客様への通販と飲食店向けへの出荷と半分ずつです。地元で開催しているマルシェでもファーム・べジコのきゅうりを気に入って買ってくれる人が増えました。今後もみなさんに喜んでもらえるような野菜をつくっていきたいです。 暖かいハウス内をテキパキとさわやかに案内してくださった長崎さん。野菜にはA品、B品、C品などとランク分けがあり、色やサイズ、傷の入り具合によってランク分けされます。一般的にスーパーなどで販売されている野菜は色や長さが基準以上のA品です。ミオサイではファーム・ベジコさんのきゅうりの主にB品を中心に購入させていただいています。B品、C品のきゅうりは曲がっていたり、長さの基準が市場と合わないものですが、味はとても本当においしいです。ミオサイでは市場に出回らないきゅうりをおいしいジュースにして、みなさまにお届けしています。
【みかん】みかん家にしごみ(高知県高知市)
ミオサイの「あらしぼり人参」「ビーツとトマト」ジュースにはみかん家にしごみのみかんを使っています。 1962年の創業以来、60年間、栽培、選果、洗浄などすべてを手作業で行っています。大切な人に食べさせたくなるような丁寧な仕事から生まれるみかん。みかん家にしごみ代表の西込 浩一さんにみかん作りのこだわりをお伺いしました。 ーみかんを栽培する上でのこだわりは何ですか?農園は7ヘクタールと広大なため肥料をまいたり、葉面散布する際にどのように自然の力を使うかを考えるようになりました。手をかけることが悪いわけではないですが、手をかけ過ぎると逆においしいみかんは出来ないのです。雑草もある程度育てて、虫の生息する場所も作り、水分管理もする。出来る限り自然の環境の中で栽培することでおいしいみかんが出来ます。 ーみかんを栽培する上での苦労を教えてください。摘果(果実の間引き)が大変です。25~30枚の葉に対して1個の果実がなるというのがちょうどおいしくなるバランスなのですが、実を摘む際に、残す実に負荷がかからないように間引いて行きます。摘果をすることで残した実は大きくなりますが、やり方を間違えると実の味が落ちるのです。 ー地球温暖化がみかん作りにも影響しているそうですね。地球温暖化によって、みかんを育てるのが難しくなってきました。たとえば気温が高くなると収穫時期も早くなります。また太陽の熱量が多過ぎると暑さに強い品種を選ばなければなりません。地球環境が変わると、従来のやり方から変えなければいけないことが出てきます。みかんだけでなく最近はベルガモットの栽培も始めました。昨年はうまく育たなかったのですが、今年はがんばって育ってくれています。 ーみかんを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか?にしごみさんのみかんはおいしいね。お父さんの時代もおいしかったけど、もっとおいしくなったね。つくったみかんはおいしいね、と言われるのが一番うれしいです。親子3代、総勢8名。家族みんなで和気あいあいと今日もみかん作りに励んでいます。おなじみのお客さんと交わす会話もにしごみのパワーの源です。だからまんまる笑顔色の果実が実るのです。 ー今後取り組んでいきたいことはありますか?これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。 これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。
【みかん】みかん家にしごみ(高知県高知市)
ミオサイの「あらしぼり人参」「ビーツとトマト」ジュースにはみかん家にしごみのみかんを使っています。 1962年の創業以来、60年間、栽培、選果、洗浄などすべてを手作業で行っています。大切な人に食べさせたくなるような丁寧な仕事から生まれるみかん。みかん家にしごみ代表の西込 浩一さんにみかん作りのこだわりをお伺いしました。 ーみかんを栽培する上でのこだわりは何ですか?農園は7ヘクタールと広大なため肥料をまいたり、葉面散布する際にどのように自然の力を使うかを考えるようになりました。手をかけることが悪いわけではないですが、手をかけ過ぎると逆においしいみかんは出来ないのです。雑草もある程度育てて、虫の生息する場所も作り、水分管理もする。出来る限り自然の環境の中で栽培することでおいしいみかんが出来ます。 ーみかんを栽培する上での苦労を教えてください。摘果(果実の間引き)が大変です。25~30枚の葉に対して1個の果実がなるというのがちょうどおいしくなるバランスなのですが、実を摘む際に、残す実に負荷がかからないように間引いて行きます。摘果をすることで残した実は大きくなりますが、やり方を間違えると実の味が落ちるのです。 ー地球温暖化がみかん作りにも影響しているそうですね。地球温暖化によって、みかんを育てるのが難しくなってきました。たとえば気温が高くなると収穫時期も早くなります。また太陽の熱量が多過ぎると暑さに強い品種を選ばなければなりません。地球環境が変わると、従来のやり方から変えなければいけないことが出てきます。みかんだけでなく最近はベルガモットの栽培も始めました。昨年はうまく育たなかったのですが、今年はがんばって育ってくれています。 ーみかんを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか?にしごみさんのみかんはおいしいね。お父さんの時代もおいしかったけど、もっとおいしくなったね。つくったみかんはおいしいね、と言われるのが一番うれしいです。親子3代、総勢8名。家族みんなで和気あいあいと今日もみかん作りに励んでいます。おなじみのお客さんと交わす会話もにしごみのパワーの源です。だからまんまる笑顔色の果実が実るのです。 ー今後取り組んでいきたいことはありますか?これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。 これからも甘みや食味のトレンドは追わず、この土地の自然を上手に生かした味、当園でしか作れない味を追求していきます。私たちが作る柑橘がふるさとの味、故郷に帰ってきたときにあたりまえのように食べられるようにしておくのが私たちの仕事だと思っています。これからも地域になくてはならない農園として、あり続けていきます。
【パプリカ】南国スタイル(高知県南国市)
ミオサイの「トマトとパプリカ」ジュースには南国スタイル社のパプリカを使っています。 日本で流通しているパプリカの9割は輸入品ですが、貴重な国産のパプリカの多くをつくる南国スタイル社では、なるべく農薬や化学肥料を使わず、最新の管理方法のハウスで、新鮮でおいしいパプリカを育てています。南国スタイル社専務の中村文隆さんにパプリカ作りのこだわりをお伺いしました。 ーパプリカを栽培する上でのこだわりは何ですか?外国産のパプリカは完熟の50%程度で収穫をし、その後1週間から10日間かけて日本に輸入するため、甘味が不十分な物が多いのですが、南国スタイル社のパプリカは樹の状態、色付きの状態を見ながら、季節によって70~90%まで完熟させているので味や栄養価が外国産のものに比べると高いのが特徴です。 ー南国スタイル社のパプリカは他のパプリカと比べて何が違いますか?高知県は日射量が全国トップクラスのため他の地域より抗酸化成分が高いパプリカを作りやすい環境にあります。ただパプリカが完熟するのと、色が赤くなるのとは別の作用で、日の光をたっぷり浴びることで、色の回りと登熟度(実が育つ度合い)が上がり、糖度も上がります。また南国スタイル社ではパプリカの栽培に電解水を使用しています。電解水を使うとパプリカの抗酸化成分やビタミン群が一般のパプリカよりも高くなる傾向があり、さらに収穫量も5~8%アップします。 ー南国スタイル社で採用している「天敵栽培」について教えてください。「天敵栽培」とは害虫(アブラムシ、ハダニなど)をエサとする肉食性の虫(カメムシなど)をあえて取り入れて、殺虫剤の使用料を大幅に減らすことが出来る栽培方法です。南国スタイル社ではハウスに地元の虫を入れているため、その虫が外に出ても問題ありません。またヤシ殻を砕いたものを土として使用し、環境にやさしい栽培方法を用いています。 ー今後取り組んでいきたいことはありますか。みなさんは「魚沼」と聞くと「コシヒカリ」とイメージすると思います。それと同じように「南国」と聞いたら「野菜」というイメージを持ってもらえるように、南国市が野菜の産地として知られるようにして行きたいです。パプリカがそのけん引役になってくれたら良いなと思っています。
【パプリカ】南国スタイル(高知県南国市)
ミオサイの「トマトとパプリカ」ジュースには南国スタイル社のパプリカを使っています。 日本で流通しているパプリカの9割は輸入品ですが、貴重な国産のパプリカの多くをつくる南国スタイル社では、なるべく農薬や化学肥料を使わず、最新の管理方法のハウスで、新鮮でおいしいパプリカを育てています。南国スタイル社専務の中村文隆さんにパプリカ作りのこだわりをお伺いしました。 ーパプリカを栽培する上でのこだわりは何ですか?外国産のパプリカは完熟の50%程度で収穫をし、その後1週間から10日間かけて日本に輸入するため、甘味が不十分な物が多いのですが、南国スタイル社のパプリカは樹の状態、色付きの状態を見ながら、季節によって70~90%まで完熟させているので味や栄養価が外国産のものに比べると高いのが特徴です。 ー南国スタイル社のパプリカは他のパプリカと比べて何が違いますか?高知県は日射量が全国トップクラスのため他の地域より抗酸化成分が高いパプリカを作りやすい環境にあります。ただパプリカが完熟するのと、色が赤くなるのとは別の作用で、日の光をたっぷり浴びることで、色の回りと登熟度(実が育つ度合い)が上がり、糖度も上がります。また南国スタイル社ではパプリカの栽培に電解水を使用しています。電解水を使うとパプリカの抗酸化成分やビタミン群が一般のパプリカよりも高くなる傾向があり、さらに収穫量も5~8%アップします。 ー南国スタイル社で採用している「天敵栽培」について教えてください。「天敵栽培」とは害虫(アブラムシ、ハダニなど)をエサとする肉食性の虫(カメムシなど)をあえて取り入れて、殺虫剤の使用料を大幅に減らすことが出来る栽培方法です。南国スタイル社ではハウスに地元の虫を入れているため、その虫が外に出ても問題ありません。またヤシ殻を砕いたものを土として使用し、環境にやさしい栽培方法を用いています。 ー今後取り組んでいきたいことはありますか。みなさんは「魚沼」と聞くと「コシヒカリ」とイメージすると思います。それと同じように「南国」と聞いたら「野菜」というイメージを持ってもらえるように、南国市が野菜の産地として知られるようにして行きたいです。パプリカがそのけん引役になってくれたら良いなと思っています。
【トマト】おかざき農園(高知県高知市)
ミオサイの「トマトとパプリカ」「ビーツとトマト」ジュースにはおかざき農園のトマトを使っています。おかざき農園のトマトはただ甘いだけでなく、トマト本来の酸味をいかした甘みと酸味のバランスが絶妙。その味の秘訣はできるだけゆっくり健康的に育てることだそうです。岡崎さんにトマト作りのこだわりをお伺いしました。 ー農業をはじめたきっかけは何ですか?20年前までメロン農家の2代目でした。その当時はバブル時代でメロンがとても売れたのですがが、バブルがはじけたのをきっかけに、その頃人気が出始めていたフルーツトマトの栽培に思い切って切り替えました。 ただ1年かけて準備をしたのですがうまく行かない。もともとメロン農家だったので、作物の水分をしぼって甘くするのは得意だったのですが、トマトは同じようにしてもうまく行きませんでした。その後試行錯誤を繰り返し、今年でトマト作りをはじめて19年目がたちました。 ートマトを栽培する上でのこだわりは何ですか?一般的なトマトは受粉から60日程度で出荷していますが、おかざき農園のトマトは地元農家に昔から伝わる「100日トマト」という方法で出来る限りゆっくり、大事に育てています。ゆっくり育てることでトマトの木に無理な負荷がかからず、結果的にトマトに酸味と甘みが生まれます。 ー現在のトマトの味にたどり着くまでに苦労はありましたか?おかざき農園のトマトは酸が強いのが特徴ですが、過去には酸っぱ過ぎて離れていったお客さんもいました。また酸っぱすぎるということで嫁さんともケンカになりました。そこで少し酸をおさえてみたのですが、そうすると甘いけど味にメリハリがない。やはり酸がないとうまみがなくなるということが分かりました。そして行き着いたのが甘みと酸味のバランスが良い現在のトマトです。 ートマトを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか?やっぱり一番うれしいのは「おいしい」って言ってもらえることですね。トマトが嫌いな人にもおいしく食べてもらえた時は本当にうれしいです。量販店の従業員さんにもウチのトマトを好きになって、ファンになってもらえるようにしています。ファンになってもらえるとトマトを売ってもらえるんですよね。
【トマト】おかざき農園(高知県高知市)
ミオサイの「トマトとパプリカ」「ビーツとトマト」ジュースにはおかざき農園のトマトを使っています。おかざき農園のトマトはただ甘いだけでなく、トマト本来の酸味をいかした甘みと酸味のバランスが絶妙。その味の秘訣はできるだけゆっくり健康的に育てることだそうです。岡崎さんにトマト作りのこだわりをお伺いしました。 ー農業をはじめたきっかけは何ですか?20年前までメロン農家の2代目でした。その当時はバブル時代でメロンがとても売れたのですがが、バブルがはじけたのをきっかけに、その頃人気が出始めていたフルーツトマトの栽培に思い切って切り替えました。 ただ1年かけて準備をしたのですがうまく行かない。もともとメロン農家だったので、作物の水分をしぼって甘くするのは得意だったのですが、トマトは同じようにしてもうまく行きませんでした。その後試行錯誤を繰り返し、今年でトマト作りをはじめて19年目がたちました。 ートマトを栽培する上でのこだわりは何ですか?一般的なトマトは受粉から60日程度で出荷していますが、おかざき農園のトマトは地元農家に昔から伝わる「100日トマト」という方法で出来る限りゆっくり、大事に育てています。ゆっくり育てることでトマトの木に無理な負荷がかからず、結果的にトマトに酸味と甘みが生まれます。 ー現在のトマトの味にたどり着くまでに苦労はありましたか?おかざき農園のトマトは酸が強いのが特徴ですが、過去には酸っぱ過ぎて離れていったお客さんもいました。また酸っぱすぎるということで嫁さんともケンカになりました。そこで少し酸をおさえてみたのですが、そうすると甘いけど味にメリハリがない。やはり酸がないとうまみがなくなるということが分かりました。そして行き着いたのが甘みと酸味のバランスが良い現在のトマトです。 ートマトを育てる上でこれまで一番うれしかったことは何ですか?やっぱり一番うれしいのは「おいしい」って言ってもらえることですね。トマトが嫌いな人にもおいしく食べてもらえた時は本当にうれしいです。量販店の従業員さんにもウチのトマトを好きになって、ファンになってもらえるようにしています。ファンになってもらえるとトマトを売ってもらえるんですよね。